介護職員等処遇改善加算
介護職員の処遇改善につきましては、平成23年度までの介護職員処遇改善交付金の効果を継続させるために充実を図り、令和元年・令和4年に新たな加算を創設してきました。さらに、令和6年度介護報酬改定においてこれらの加算を一本化し、介護職員等処遇改善加算を創設し更なる加算率の引上げ及び配分方法の工夫を行うこととしました。
社会福祉法人慈攝会では、介護職員等に対して賃金改善をするために設けられた新加算を取得し、ベースアップに努めています。
※処遇改善加算取得状況
各事業所の介護職員等処遇改善加算(以下:新加算)の取得状況は以下の通りです。
事 業 所 | 新 加 算 取 得 | |
特 養 | 新加算Ⅰ | 従来型・ユニット型 |
短 期 | 新加算Ⅰ | 従来型・ユニット型 |
地域密着型通所 | 新加算Ⅱ |
当該新加算の算定要件として下記の要件を満たしていることが必要です。
◆職場環境等要件
「入職促進に向けた取組」「資質の向上やキャリアアップに向けた支援」「両立支援・多様な働き方の推進」
「腰痛を含む心身の健康管理」「生産性向上のための業務改善の取組」「やりがい・働きがいの醸成」の区分
ごとに1以上の取組を行うこと。
*見える化要件
職場環境等の改善に係る取組について、ホームページへの掲載等により公表すること。
区 分 | 内 容 |
入職促進に向けた取組 | 他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等、経験者・有資格者等にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築 |
資質の向上やキャリアアップに向けた支援 | 働きながら介護福祉士取得を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い介護技術を取得しようとする者に対する喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援等 |
両立支援・多様な働き方の推進 | 職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備 |
腰痛を含む心身の健康管理 | 短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業員のための休憩室の設置等健康管理対策の実施 |
生産性向上のための業務改善の取組 | タブレット端末やインカム等のICT活用や見守り機器等の介護ロボットやセンサー等の導入による業務量の縮減 |
高齢者の活躍(居室やフロア等の掃除、食事の配膳・下膳などのほか、経理や労務、広報なども含めた介護業務以外の業務の提供)等による役割分担の明確化 | |
やりがい・働きがいの醸成 | ケアの好事例や、利用者やその家族からの謝意等の情報を共有する機会の提供 |